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保健師として活躍する

保健師は看護師資格を有していないとなれない職業です。今までは看護師の求人に応募し、看護師として働いてからその後保健師となるのが通常でした。
勤務先が区市町村で公務員であったり、学校であったり、また企業の属するために近年では人気も高くなっています。
今までは看護師の基礎勉強を済ませてから保健師の勉強をして、それぞれの資格を取得するといった方法が一般的でしたが、看護師と保健師の総合カリキュラムを行っている大学が増えており、一部専門学校でも行うようになりました。
資格取得がしやすくなってきていますが、就職は厳しいのが現状です。
さらに、地方が直営で運営している地域包括支援センター等で働く保健師の場合は、公務員試験にも合格しなくてはいけません。
病棟の看護に体力がついていかなくなったり、医療行為以外でのキャリアアップを目指したいと考える看護師さんの新たな転職先として、地域包括センター
は注目されています。

企業の保健師の場合は、産業医と呼ばれる企業の専門医や、衛生管理者、また企業の安全担当者や人事労務担当者などといった様々な立場の人間と協力することになります。
企業には「産業保健活動5管理」というものがあり、この「産業保険活動5管理」の実施を通して、企業で働く方たちの労働安全衛生を考えていくのが主な仕事です。

企業が保健師を雇入れるのには理由があります。
まずは会社の業務を行う上で、従業員の健康障害が起きないように予防が必要になります。
また労働が健康的な環境や身体的に行えるように、従業員の健康維持に勤めます。
そして一見、健康とは関係なさそうですが、職場での風土をつくり、文化の発展を行うことで企業の生産性を高めるといった目的があります。

そのためには定期的な健康診断を実施することや、健康診断の結果によっては健康指導を行うことがあります。
メタボリックという言葉が聞きなれるようになって随分たちます。
多くの病気や深刻な病気を発症しやすい人に注意を促し、大きな病気を発症しないように健康的な生活を出来るようアドバイスするのも企業保健師の大切な仕事になります。